Laetitia LOMBARDO
『Le monde en 7 thés』 は,「7杯のお茶の世界」という意味です。
この7枚の絵のシリーズは,イギリス,フランス,トルコ,モロッコ,インド,中国,日本などの7 カ国を通じた,お茶
の文化を表しています。
mi-teinteにフェルトペン 30×21cm
「Diaphanéité」は,光が通過する透明度を意味します。「Thé」はお茶のことです。 「Diaphanéi-thé」は透明なイメージとしてタイトルに選びました ガラスの透明度。 光や太陽などの良いエネルギーを取り入れましょう。 トルコの紅茶(トルコ語でチャイ)は,サモワールという2段になっているやかんの1種を使い,ゆっくりと長い抽出時間(およそ15 分)をかけて淹れます。そして,お茶はバクラバやターキッシュ・ディライトなどの伝統的なトルコのお菓子を添えて,チューリップ型の小さなグラスで出されます。よく知られているトルコ文化としては次のようなものがあります。ザクロは,生命や豊かさのみならず血や死などを表し,逞しさや強さの象徴としてトルコでは人気のあるフルーツです。 トルコ語で「ナザール・ボンジュウ 」と呼ばれる青い目は,とても古くからあるお守りです。不幸や悲しみを追い払ってくれる目を表しています。「ナザール・ボンジュウ 」というお守りは,悪い力を罠にかけると思われています。スルタン·アーメド·モスクは,イスタンブールの歴史的なモスクです。
「Nanah」は,モロッコの言語でミントを意味します。 ミントティーは,平水珠茶(ガンパウダー)という中国の緑茶と,新鮮なミントや砂糖から作られたモロッコの伝統的 なお茶です。 ミントティーは,通常,モチーフが装飾された色付きの透明なグラスで提供されます。ポットはたいていは金属製 で,ガゼルの角やシャミアと呼ばれるオリエンタルなお菓子が一緒に出されます。 次のようなものが,よく知られているモロッコのシンボルです。 ハムサチャーム(ファトマの手),カフタンの服,フェネック,ヒトコブラクダ,モロッコのランタン,モロッコのカーペッ ト,バラ,ジャスミン…など。
「Goûter」はフランス語で午後のおやつという意味です。「Thé」はお茶のことです。 それで,「goûter」 と「thé」でティー・タイムとお茶という言葉遊びになっているのです。 フランスの代表的なティー・タイムのお菓子は,エクレア,タルト,マカロン,シュークリームなどがあります。 一般的にフランス人はミルクティーを飲みます。 その他フランス文化として次のようなものが知られています。 ヴェルサイユ,フレンチカンカン,エッフェル塔,王家の百合の紋章...など。 オンドリがガラスのようなカップを持っています。これが意味するのは,フランス人の大好きな飲み物の1 つ,ワイ ン!です。
「Wulong」 (ウーロン茶)は,中国語で「黒い龍」という意味です。 ウーロン茶は中国でとても一般的で,蓋碗(がいわん)という蓋付の茶碗で出されます。 よく知られている多くの中国文化には,次のようなものがあります。 龍は中国では力の象徴です。 京劇は中国の真髄であると考えられます。 ジャイアントパンダは,国宝として尊重されています。 中国の伝説によると,黄河の鯉が川を上り,龍に姿を変えて空へ飛び立ったそうです。 鶴は長寿の象徴です。 中国のドレス(チャイナドレス)は,ファッションの世界では非常に有名です。 陰と陽は宇宙の万物を生み出す相反する力です。 陰と陽として描かれたものは,万物のバランスの必要性を説いています。 泥の中から美しく立ち上がって咲く蓮の花は,究極の純粋さと完璧さを象徴しています。 蝶は若者たちの愛を表しています。 中国文化では次のような5つの標準色があります。 緑は木,赤は炎,黄色は大地,白は金属,ˇ黒は水を表します。
タイトルは言葉遊びです。「japonité」は日本らしさのことで,「thé」はお茶を意味します。 日本人は伝統的に緑茶を飲みます。 よく知られた日本文化には,次のようなものがあります。 桜,菊,鶴,北斎の波(の浮世絵),猫,こいのぼり,てるてる坊主,箸,国旗,着物,帯,下駄...など。
タイトルは言葉遊びです。「japonité」は日本らしさのことで,「thé」はお茶を意味します。 日本人は伝統的に緑茶を飲みます。 よく知られた日本文化には,次のようなものがあります。 桜,菊,鶴,北斎の波(の浮世絵),猫,こいのぼり,てるてる坊主,箸,国旗,着物,帯,下駄...など。
「Mujhko caay pasand hai」は,インドの言語で「私は紅茶が好き」という意味です。 「Chai」は,「お茶」という意味です。 伝統的なインドのお茶は,紅茶とたくさんの砂糖,ホットミルク,そして,マサラ(スパイスミックス)などで作られ,グ ラスで提供されます。 基本的に使用されるスパイスは,ジンジャー,シナモン,カルダモン,アニス,フェンネル,コショウ,クローブ,コリ アンダー,ナツメグやクミンなどです。 よく知られているインド文化には,次のようなものがあります。 蓮はインド人のための神聖な花です。それは精神や心を表現しています。赤い色は,エネルギーを象徴し,喜 びや祝福を意味します。 インドでは,象は力と強さを表します。 コブラは宗教的なシンボルであり,孔雀は豊かさのシンボルです。 インドで見られるアトラス・モス蝶(世界で最も大きい蝶)は,絹のために飼育されています。 サリーはインドの伝統的な衣装です。
5時は,イギリスの伝統的なお茶の時間です。 ティー・タイムの習慣は,ベッドフォードの第7代公爵夫人によって,19世紀から始まりました。 当時,人々は非常に早い時間に食事をとっていましたが,夕食の時間は遅かったため,公爵夫人は午後の終 わりにカップ一杯のお茶と軽食を取ることが習慣になっていました 公爵夫人は友人を招待して一緒にティー・タイムを過ごすようになり,やがてそれは,正式な慣習になりました。 イギリスでは紅茶が最も一般的です。 英国文化として,次のような多くのものが知られています。 ビッグベン,数々の有名なモニュメント,国旗(ユニオンジャック),赤いバス(ダブルデッガー),王冠,シャーロッ ク·ホームズ,バッキンガム宮殿の近衛兵,そしてイギリスのファッションとしては,トレンチコート,キルト(タータン チェックスカート),ダービーシューズ...など。 "Give me five!"~「お手をどうぞ」 私は言葉遊びやジョークの一種として,この表現を使いました。 絵の中の女の子は手を差し出しています。"5"は5本の指,そして5時のティータイムの意味もあります。
“Le monde en 7 thés”
お茶シリーズ